アサシンのユルゲン・ショリ・ショルツ氏へのインタビュー

ドイツの伝説的なスラッシュメタルバンド、アサシンは今年結成40周年を迎え、アンダーグラウンドシーンにおけるベンチマークとしての地位を確立してきました。アサシンは、しばしば「生々しく容赦ない」と評される音楽と、社会問題や政治問題に触れた歌詞で、メタルシーンに大きな影響を与え、世界中のメタラーから尊敬を集めている。今日でも彼らは休むことなく、結成当初から変わらない献身と情熱を持って創作を続けているバンドです。

私たちは、 暗殺者 Metalourgioで！スラッシュメタルシーンで非常に重要な役割を果たしてきたバンドと話す機会を得られたことを光栄に思います。このインタビューのために時間を割いていただき、ありがとうございます。読者とあなたのストーリーや考えを共有していただき、本当に感謝しています。さあ始めましょう！

アサシンは、ほぼ 40 年間スラッシュ メタル シーンの一員として活躍してきましたが、これだけの年月を経ても、このジャンルの炎を燃やし続けていることについて、どのような感想をお持ちですか?

まず初めに、温かいお言葉を頂き誠にありがとうございます。アサシンは間違いなくこの種の最初のバンドの一つだが、この長い旅路全体を代表するバンドの一つではない。なぜなら、13年間バンドとして存在していなかったため、他のバンドほどの人気はないからだ。その時代のものです。それでも、まだ活動を続け、ステージに「存在」していることは素晴らしいことであり、私たちはそれを大きな名誉だと考えています。

デュッセルドルフでの初期の頃を振り返って、そもそもアサシンを結成しようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?

最初の 2 つのバンドを終えた後、私は新しいバンドを探していて、新聞スタンドや音楽店に広告を出していました。ドラマーのアンドレアス・“デンジャー/サイコ”・スーターが私の広告を見て電話をくれたんです。彼は、音楽を演奏したい友達もいると言っていました。それで僕たちは全員集まって、速くて攻撃的なヘビーメタルを作るという同じアイデアを共有していることに気付き、アサシンが誕生したんだ。

アサシンは、クリーター、ソドム、デストラクションなどの伝説のバンドとともに、ドイツのスラッシュメタルの黄金時代に登場しました。 80 年代のこの爆発的なシーンに参加していたのはどんな感じでしたか?当時、何か画期的なものを形作っていると感じましたか?

そのシーンは本当に素晴らしく、興奮に満ちていました。みんなお互いを知っていて、一緒にパーティーやコンサートに行って、楽しい時間を過ごしました。それは常に素晴らしいコミュニティでした。もちろん、いくつかの障害もありましたが、誰もが同じことを望んでいました。外出して音楽を演奏し、楽しむことです。このコミュニティ内では、誰もが他のバンドが何をしているのか、どのバンドがより成功しているのか、そしてその理由を観察していました。また、誰がより良い曲、そして最も重要なことに、より速い曲を書いたのか、そして誰がアルバムをリリースする可能性が高いのか。しかし、結局のところ、このコンテストは私たちの心の中にだけ存在し、各バンドにとって生産的なものだったのです。素晴らしい時間でした！そして、どんな種類のメタルを演奏するかは問題ではありませんでした。団結したメタルシーンでした！当時、私たちは何か画期的なことをしているとは思っていませんでした。私たちはただ音楽を演奏して、楽しい時間を過ごしていました。

1985 年に「Holy Terror」を書くきっかけとなった音楽を聴いていましたか?

私はNWOBHM（ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘビー・メタル）の多くのバンドや70年代後半のパンクから影響を受けました。ヘビーメタルの初期の頃は、ヴェノム、エキサイター、タンク、モーターヘッドが一番好きでした。 80 年代に生きるのは素晴らしかった。多くのことが簡単にでき、特に音楽シーンでは多くの可能性があったからだ。ですから、私たちはいつも気分が良く、熱意に満ちていました。

1989 年から 2002 年までの休止期間は長かったのですが、何年も経ってバンドが再結成したきっかけは何ですか? また、長い年月を経て再び活動を始めたのはどのような感じでしたか?

私たちはこの13年間、それぞれ音楽に携わり続けました。ギタリストのディンコやドラマーのデンジャー/サイコとは今でも良い関係を保っています。一緒にいるときや電話で話しているときに、アサシンの話題がよく出てきて、いつかまたやってみたいと思ったんです。これは90年代後半に起こりました。しかし、異なるミュージシャンとの取り組みには、同じ勢いとエネルギーがありませんでした。さらに、Danger/Psycho には、楽しみのために数回のリハーサルを行う以上の自信がありませんでした。 2002年になってようやく適切なメンバーが見つかり、それ以来、昔の曲が再び本来の姿に戻り始め、同時に新しい曲の制作も始めました。もちろん、各人のこれまでの音楽的影響も明らかになりました。

「The Club」を自主リリースしようと思ったきっかけは何ですか？それは創造の自由の問題だったのでしょうか、それともこの決断に至った他の要因があったのでしょうか?

当時の2番目のギタリスト、マイケル・ホフマンは、レーベルなしでリリースする方がより良い、より自由が得られ、経済的にも有利になると確信していました。それは彼の意見だったが、バンドの全員が同意したわけではなかった。しかし、私たちは民主的に決定し、この道を進みましたが、結局は最善とは言えませんでした。

インディペンデントリリースとレコードレーベルとのコラボレーションは、まったく異なる状況です。あなたの経験から見て、それぞれの選択肢の最大の利点と欠点は何ですか?では、今日のメタルバンドにとって最善の道は何だとお考えですか?

確かに、独立したリリースではより多くの自由が得られます。しかし、流通とプロモーションに関してはレコードレーベルの方がはるかに効率的です。経済的には、それはもうあまり問題ではありません。なぜなら、小さなバンドではリリースからほとんど何も得られないからです。

アサシンはこれまでメンバー構成の変更を経てきましたが、最近では2023年に新しいリードギタリストが加わりました。こうした変更によって、バンドのサウンドやダイナミクスは時間とともにどのように変化してきましたか?

個人的には、ラインナップがあまり変わるのは好きではありません。しかし、ヨアヒム・ホップ（The Clubの直前まで再結成バンドのベーシスト）を除いて、元メンバー全員が個人的な理由でバンドを脱退した。ミュージシャン同士の雰囲気がとても良いとき、それがコラボレーションと楽しい時間を過ごすための最高の基盤となります。これは曲と制作の両方に影響を与えます。今のところ雰囲気は最高です。この状態ができるだけ長く続き、このラインナップを今後何年も続けられることを私たち全員が願っています。フランク・ブラックファイアとの雰囲気も素晴らしかったのですが、彼がソドムへ旅立ってからは、ちゃんと仕事を続けることができなくなってしまいました。つまり、『Bestia Immundis』は基本的に 4 人のミュージシャンによるアルバムであり、フランクは数曲のソロしか提供できなかったのです。

あなたはバンドで活動を続けている唯一の創設メンバーです。あなたにとって、アサシンの本来の本質を維持しながら、同時に新しいメンバーに適応し、進化していくことはどれほど重要ですか?

新しいメンバーがバンドに加わると、必ず変化が起こります。だからこそ、ベーシストのヨアヒム・クレーマーとドラマーのビョルン・バーン・ゾンダーマンが15年以上にわたってバンドの安定した信頼できる基盤であり続け、インゴも10年以上にわたって変わらぬメンバーであり続けてくれたことを嬉しく思います。新しいメンバーに、私たちのルーツがどこにあるのか、そして私たちが常にスピードスラッシュバンドであり続けることを理解してもらうことが重要です。ただし、当社のスタイルに合う限り、他の地域やスタイルの適切な要素を取り入れることも可能です。

最新リリースの「Skullblast」はフルアルバムではなく EP です。今回、EPをリリースしようと思ったきっかけは何ですか？ 

アサシンはこれまで一度も EP をリリースしたことがなかったため、当初からの目標は EP を録音することでした。それが唯一の理由でした。それ以上でもそれ以下でもありません。

Skullblast の曲には、生々しく止めることのできないエネルギーが溢れています。作曲とレコーディングのプロセスはどのようなものでしたか?

バンド内の良い雰囲気とポジティブなムードが曲に反映されています。いつものように、いくつかの曲のアイデアは個々のミュージシャンから生まれましたが、今回はコラボレーションがより緊密になりました。

今日のスラッシュメタルシーンについてどう思いますか? 80 年代と同じエネルギーと情熱があると思いますか、それとも予想していなかった方向に変化したと思いますか? 

今日のミュージシャンやバンドは、確かに音楽に大きな情熱とエネルギーを注ぎ込んでいます。しかし、音楽シーンとその周囲の環境は完全に変化しており、良好なコネクションと十分に発達したソーシャル ネットワークがない限り、現在のバンドにとって物事は決して容易ではありません。

Skullblast はすでにリリースされていますが、Assassin の次は何ですか?新しいフルアルバムや、さらなるツアー、あるいは何か他の計画はありますか？

まず、EPの新曲をファンにライブで披露し、また、バンド結成40周年を記念したコンサートを開催し、昔の曲を数多く演奏します。そうして初めて、私たちはゆっくりと新しい曲の作曲に専念することになります。

昔からのファンと、最近アサシンを知るファンの両方にメッセージを送りたいとしたら、バンドについて、そして自分たちが何を支持しているかについて何を伝えたいですか?

あなたなしでは私たちは何もできません!!皆さんが私たちを応援してくださるのは素晴らしいことであり、それが私たちに長年続ける力とエネルギーを与えてくれます!

Metalourgio とのインタビューにお時間を割いていただき、ありがとうございます。最後に、読者に伝えたいことは何かありますか?

打撃を続け、重く保ちましょう!私たちのコンサートで皆さんにお会いして、一緒に楽しい時間を過ごせたらとても嬉しいです。私たちはいつも大きなコミュニティでした。もちろん失敗もありましたが、私たち全員が同じことを望んでいました。それは、外へ出て音楽を演奏し、一緒に楽しむことです。

インタビューはMetalourgioが行った。